2021年を振り返って(コロナ禍での影響での密をさけた日々)
2021年は昨年より引き続きコロナ禍に振り回された1年でした。
本年は結局四回の緊急事態宣言が発令され、いわゆる‘普通な日’が少なく、多くの企業が引き続き厳しい状況におかれました。
新型コロナウイルス対策として、ワクチン接種が2月17日にスタートしました。
感染予防や重症化・死亡リスクを低減する効果を持つワクチンの接種は、菅内閣が「感染対策の決め手」と位置づけたもので、河野行政・規制改革相が新設の担当閣僚に起用されました。
接種には、主に米ファイザー社と米モデルナ社のワクチンを使用。まずは医療従事者が対象となり、その後、高齢者や基礎疾患がある人などへの優先接種、64歳以下の一般向け接種など対象は順次拡大してゆきました。
病院や診療所による個別接種、各自治体が設けた会場での集団接種、企業などの職域接種、自衛隊が運営する大規模接種など多くの接種ルートが作られました。
予約を巡る混乱もありましたが、すでに国民の8割近くが2回目の接種を終え、マスク着用
手洗い等の徹底が図られたことにより感染者は減少してゆきました。
このような状況においても明るいニュースもありました。
東京オリンピック、パラリンピックの開催
第32回夏季オリンピック(東京):開催期間:2021年7月23日 - 8月8日、
第16回夏季パラリンピック(東京)開催期間:2021年8月24日 - 9月5日
コロナ禍を理由とした史上初の1年延期を経て実施され、1964年東京大会以来、2度目となる国内での夏季五輪となりました。
2021年東京オリンピックでは日本人のメダル獲得数は:金27、銀14、銅17の計58個。金メダル獲得数は1964年東京大会と2004年アテネ大会の16個、総数は前回リオデジャネイロ大会の41個を超え、共に史上最多となりました。
2021年東京パラリンピックでは日本人のメダル獲得数は金13、銀15、銅23の計51個。
金メダル獲得数が2桁となるのは2004年アテネ大会の17個以来4大会ぶり[386]、総数もアテネ大会の52個に次ぐ史上2番目の獲得数となりました。
TVの前で楽しまれた方が多かったと思われます。
大谷選手の大活躍
2021年ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は今年投打に活躍し、投手としてチームトップの9勝、打者として46本塁打を記録し、「野球の神様」と呼ばれたベーブ・ルース以来、103年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」にあと一歩まで迫りました。最終的に2本差で逃したものの、本塁打王のタイトルを最後まで争い、リーグ5位の26盗塁を記録するなど走塁でも輝きを見せました。
7月のオールスター戦には、史上初めて投打で先発出場。前日のホームラン競争にも日本人として初出場し、アーチを連発しましたね。
最終的には米大リーグの今季最優秀選手(MVP)に選ばれました。
投打の「二刀流」で歴史的な活躍を見せ、投票権を持つ記者30人全員が1位票を投じる「満票」での選出となりました。
2022年もさらなる活躍を願います。
日本シリーズの激戦
2021年日本のプロ野球も今年は盛り上がりました。
特に日本シリーズは連日手に汗をにぎる好ゲームとなりました。
セ・パ両リーグの優勝チーム同士の対戦となるのは2年連続でしたが、今回は両リーグともに前年度最下位のチームが出場するという史上初の事例でしたし、第6戦までの試合すべてどちらが勝ってもおかしくない緊迫したゲームでした。第7戦まで見てみたかった野球ファンも少なからずいたと思われます。
2022年は経済活動の再開や、岸田文雄政権が取りまとめた経済対策の効果もあって個人消費や設備投資の成長率が高まる一方、政府消費はコロナ危機対応策の必要性が低下することで伸び悩む見通しとされています。
新型コロナウイルスの変異株のオミクロン株が国内での市中感染が増えてきており、予断をゆるさない状況になってきました。
「感染第6波」への警戒が強まる中、12月1日からは3回目となる追加接種も始まりました。
2022年は円滑な3回目のワクチン接種と景気回復をみなさんとともに望みます。